大阪の任意売却 住宅ローンレスキュー隊|友進ライフパートナー


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仮差押え通知

2015/01/30

先日、任意売却を進めている相談者から慌てた声で連絡がありました。

「連帯保証人の父親に、仮差押決定通知が届きました。両親がびっくりして、これで家の名義が変わってしまった。住むことができず、すぐ追い出されるのではないかと心配しています。」

裁判所から仮差押え通知が特別送達で届きますので、それは相当びっくりされた様子です。

 

請求債権目録に目を通してみると、任意売却に至るまでの経緯が書いております。事実関係に相違はありませんが、任意売却後の残債を担保にするために、保証人の父親の自宅を仮に差し押さえたようです。

 

任意売却後の残債はおおよそ100万円、父親の自宅は建築基準法上の道路に面していない再建築不可の築50年超の住宅。

 

不動産の流通性や担保価値などは考慮せず、プレッシャーを与える意味では効果があるようです。

事務手続き上と言ってしまえばそれまでですが、任意売却を進めている途中での手続きになると、今迄の交渉事がすべて反故にされたのではないかと不安に思うのは当然です。

 

せめて任意売却が終わってから、残債について今後の支払い交渉の過程であれば、仮差押えも選択肢の一つでしょうが、もう少しやり方を考えてほしいと思います。

 

財産を隠蔽や残債について誠意のないことをする債務者もいるかもしれませんが、任意売却を申し出から売却まですべて債権者の承諾を得てから行っているのですから、連帯保証人への法的手続きなどは、もう少し配慮があってもいいのではないかと思います。

 

親には迷惑をかけたくないから、任意売却後の残債は責任をもって処理する計画だっただけに、仮差押えの通知で、親子関係や嫁姑の関係にひびが入らないことを祈るばかりです。

最近の相談ケース

2015/01/23

今年で阪神大震災から20年が経ちました。

1月17日は、テレビでドキュメンタリー番組が放映されていました。

この20年間必死に生きてきた遺族の方の悲しみや苦しみ、家族やご近所の方に救われた命の事実などが放映されていて、テレビの前で号泣してしまいました。

 

この20年間に東北の大震災も起こりました。

将来高い確率で起こると思われる南海トラフ地震のことを考えると、自然災害の恐ろしさと無力さに心が痛みます。

 

自然災害の備えは、緊急ではないけど重要なことと捉えて、平和ボケせず身近なことから取り掛かりたいと思った次第です。

 

年明け早々から、任意売却の相談が増加しております。

年明けからじっくりと相談しようと行動を起こされた方が多かったようです。

しかし、年末年始だからといって住宅ローンの支払いは待ってくれませんので、既に滞納が始まっている方は、競売まで時間がどんどん経過してしまいます。

 

最近の傾向として特に目につくのは、カードローンの滞納による強制競売の開始決定です。

住宅ローンを滞納されている方の中には、カードローンや消費者金融からの借入も多く見受けられます。

 

カードローンの滞納が始まっても住宅ローンさえちゃんと払っておけば、競売の申し立てはされないと思っているとそうではありません。

 

通常、不動産の担保価値より住宅ローンの残債が多いので、カード会社が競売を申し立てても配当は期待されないのですが、プレッシャーを与えるために強制競売を申し立てるケースが増えております。

競売事件の過程で有利に交渉したり、競売の直前で取り下げたりします。

 

ここで所有者にとって大きな問題が起こるのです。

 

住宅ローンの滞納は始まってなくても、カード会社から競売開始決定を受けた時点で、不良債権に分類されるケースがあるからです。

 

強制競売取り下げ後に、住宅ローンの保証会社や、住宅金融支援機構の回収窓口から再度競売申し立てをされる場合があるので、借入先については計画的な返済を心がけてください。その他いろんなケースを体験しておりますので、ご不明な点などありましたら、何なりとご相談ください。