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歳をとると教養と教育が大切

2015/02/24

私が人生の師と仰ぐ方が3人います。

昨日はそのお一人の講演会でした。

 

既に年齢は75歳ですが、一生青春、生涯現役という生き方をされているだけあって聴衆に希望と勇気を与えるお話に終始しました。

夢やビジョンのお話にきっちりした数字の裏付けがあるだけに説得力があります。

成功しているから話せるのではなく、とてももがき苦しんでいた時も私は知っているだけに、その逆境を乗り越えてきた強靭な体力と精神力と行動力には本当に頭が下がります。

 

自ら逆境に身を置くとは、ビジョン(登る山を決める)に向かって登るための覚悟を決めること、逆境こそ人生最大の師であると感じました。

 

今では全国津々浦々で、年間200回を超える講演をされているようです。

昨日は講師世話役でしたので、控室で講演内容以外のお話をうかがう機会がありました。

 

同席した隣の先輩経営者が講師に質問をしました。

「講演も年間200回を超えるとなると、体力の維持も大変じゃないでしょうか?」

 

すると講師は、「歳をとるとね、教養と教育が大切なんや」

 

年齢に関係なく大切なので、同席していた全員がきょとんとしてしまいました。

 

すると講師は、「きょうよう」とは、今日も用事があることや。

「きょういく」とは、今日も行くところがあることや。

 

「じっとすることなどできないから、全国どこからでもお呼びがかかったら行くんや。ありがたいことや。」

 

今までも数多くの師匠から頂いた格言を大切に心の中にしまっていますが、また新たな格言が増えました。

 

必要とされる、お役に立てる、それに感謝できるそんな人生にしたいと決意できました。

 

感謝

借りているマンションの競売

2015/02/10

年明けしてから早いもので、あっという間に1ヶ月が経ち、2月の前半に差し掛かりました。

一年を通して一番不動産が活発に動く時期なので、連日お客様からの問い合わせや、内覧などが続いております。

景気はそれほど上向いている実感はありませんが、景気の気は気持ちの気といいますので、気持ちは常に前向きに取り組みたいものです。

最近の出来事としては、2月3日の節分の日に、社員さんと一緒に西南西を向いて恵方巻きを食べました。

1階に入っている飲食店「贅沢屋」の店長に特上恵方巻きを作ってもらい、今年の福が舞い込むように願いながらいただきました。

自宅に帰って恵方巻きの話をすると、東京に住んでいる1歳5ヶ月の孫が恵方巻きを食べている写真がLINEで届き、家族全員ほのぼのとしたひと時を過ごしました。

 

最近の相談事例をご紹介いたします。

 

「駅近で築年数も浅く、間取りもよくて賃料などの条件もぴったりのマンションを借りて住んでいたら、突然裁判所から執行官と不動産鑑定士がやってきたのでびっくりしました。借りているマンションが競売になるようです。」

「私たちの住む権利はどうなるのでしょうか?」

「預けた保証金などは戻ってくるのでしょうか?」

「このまま住んでいるとどんな不利益を被るでしょうか?」

 

こんな相談も最近めっきり増えてきました。

居住用のみならず、事務所としてビルの一室を借りている場合でも同じようなことが起こっています。

 

マンションとビルのオーナーは金融機関で資金を調達していますので、不動産には抵当権が設定されています。

 

マンションとビルのオーナーの中には、空室率の増加と、事業の失敗などで資金繰りが悪くなり、銀行の支払いができない方も増えてきています。

 

延滞が長期化すれば、金融機関は裁判所に競売の申立てを行い、貸付金を回収する方法をとります。

 

そこで問題になるのが冒頭のようなケースです。

 

現在の法律では、競落人は賃借人に対して明け渡しを6ヶ月猶予しますが、それ以上になると競落人が承諾しない限り借りている人は明渡さなければなりません。

よって住む権利もなくなりますし、前所有者に預けた保証金も戻ってきません。(一部例外もあります)

 

競落人が所有する目的が家賃収入ならば、話し合いによって継続して借りることも可能ですが、それ以外のこともあるので気をつけたいものです。

特に区分所有のマンション(分譲マンション)を賃貸している場合は注意が必要です。

競落人は明け渡してもらい転売後の利益を目的としているからです。

 

マンションの賃貸契約を締結した日と、所有者が金融機関から借りた日の前後によって権利が守られる場合もありますので、区分所有マンションの賃借している方は、気になることがありましたら何なりとお尋ねください。

親身になってアドバイスをいたします。