任意売却の売買仲介についての注意点①
2015/05/075月2日はゴールデンウィーク真っ盛りなので、電車の中も行楽地に向かう人たちでいっぱいでした。
私は5月2日も出勤でしたが、翌日から久しぶりに連休をいただき、ゴールデンウィーク期間中は遠方には出ず、安近短で過ごしていました。
普段のお休みは平日なので、土・日・祝に行楽地に行くことはめったにありません。
平日の行楽地はどこも人が少ないので、自分たちのペースでゆっくり過ごすことができます。
孫が久しぶりに帰ってきたので、一緒に遊べてとても楽しかったです。
さて、今日は、任意売却物件の売買仲介において注意しなければいけないことをお伝えいたします。
競売を回避したいと私どものところへ相談に来られたAさんの所有不動産は、裁判所からの現地調査や鑑定評価も終わり、後2ヶ月もすれば期間入札という状況でした。
債権者の件数も多く、交渉や稟議などの時間を考えると、任意売却を成功させるにはぎりぎりでとても窮屈な日程です。
それでも可能性がある限り、相談者の希望に沿えるよう誠意をもって最善の努力を尽くすのが仕事ですので、早速債権者交渉を行い、債権者が決定した売り出し価格に基づいて販売活動を行いました。
債権者も競売開始後の物件なので、任意売却にはあまり積極的ではなかったものの、明らかに市場価格よりも少し高い価格で売り出すことを承諾しました。
この売り出し価格ではなかなかお客様からの反響はないのではと懸念しましたが、人気の地域だけに内覧したいというお客様が数人現れました。
そして仲介業者から案内で、ぜひとも購入したいというお客様が現れ、すぐに住宅ローンの申し込みをしますので、商談中にして販売活動を保留してほしいと連絡がありました。
資金計画は自己資金30%で、勤務先や属性なども問題がないので間違いないからと、自信に満ち溢れた口調で仲介業者の営業マンは一所懸命でした。
さあこれで一気に動き出すぞと、関係者全員が希望を持ったのですが・・・・・
この続きは、次回お伝えいたします。