任意売却物件の売買仲介についての注意点②
2015/05/08皆様、ゴールデンウィーク期間中はどのように過ごされましたか?
今年は結構休まず営業している仲介業者が多かったようです。
中古住宅の売買仲介は、所有者が居住中の場合、連休中は双方とも都合がつけにくいため、案内できないことが多いので、その分新築住宅や空き家の中古住宅にお客様が集中します。
売買業者も、ゴールデンウィーク期間中に成果を上げたいので、案内の事前予約が3日前ぐらいから殺到しております。
何らかの成果が得られるよう、私たちも歩調を合わせて取り組んでいます。
任意売却の売買仲介について、前回の続きです。
買い手の仲介業者からは、すぐにでも契約をしたいので、契約書と重要事項説明書の作成に入ってほしいと連絡がありました。
早く契約書に調印しても、住宅ローンが承認されなければ白紙解約というローン特約を付けるのだから、ローンの事前承認を得てから契約するということにいたしました。
任意売却を取りまとめている弊社は、事前承認が下りるまでの時間を最大限有効活用し、配分額などを基に各債権者と交渉を行い、全債権者の承諾を得ることができました。
後は住宅ローンの事前承認が下りるのをひたすら待つだけの日が続きました。
それから1週間経過しても仲介業者からは連絡がないので、進捗状況を確認するともう少し時間がかかるとの返事です。
それから2日おきにそういったやり取りが何度も繰り返されるのですが、とうとう「今日承認の結果がでるはずです」と言った日から翌日も連絡がありません。
最終的な報告は、住宅ローンを3社に持ち込んだがすべて未承認だったという結果です。
その間に仲介業者からは連絡がなく、こちらが確認の連絡をしてから返事をしてくる始末です。
「もうそろそろ承認の結果が出ます」というだけで、未承認だったという報告は最後の最後までありませんでした。
そもそもどのように動いていたのかも見えませんので、仲介業者に対して不信感を持っております。
仲介業者に対して憤慨すると同時に、売主様に申し訳ないのと、交渉に応じて頂き任意売却の承諾をいただいた債権者にも面目がなく、仕切り直しです。
販売業者の協力の上で、任意売却を取りまとめることが多いのですが、中途半端な業者に関わられると取り返しのつかない時間を浪費することになりかねないので、業者の選定は慎重にしなければなりません。