住宅ローン問題と空き家
今年の5月は記録的な暑い日が続いたようですが、皆さんお元気でお過ごしですか?
学生時代は6月に暑苦しい学生服からカッターシャツに変わる衣替えでしたが、最近はクールビズが定着してから、年々その時期が早くなっています。
これからむしむしする梅雨が始まるし、夏本番に備えて体調を万全にしたいものです。
この程度でバテると先が思いやられるので、みなさんも健康管理には十分気をつけてください。
全国で800万戸を超える空き家が存在するとご紹介しましたが、大阪に住んでいるとあまりピンとこないのはなぜでしょうか?
大阪府下の空き家は65%が集合住宅だそうです。
一戸建てのように老朽化すれば取り壊したり、建て替えたりできますが、集合住宅の場合はそう簡単に建て替えはできません。
築50年近い5階建ての集合住宅を取壊し、高層マンションに建て替えることで、増えた階層を売却してその資金を捻出するなどの方法もありますが、その件数も限られていますので、集合住宅の空き家はこれからまだまだ増えて行く傾向です。
旧の耐震基準で建てられたマンションも、現在の耐震基準に照らすと大掛かりな補強工事が必要になります。
修繕積立金に残高によっては、各入居者に高額な一時金の負担をお願いしなければならないようなマンションも増えてくるものと予想されます。
管理費や修繕積立金の滞納者が増えてくると、管理組合の機能そのものが失われてしまい、マンションそのものの価値を著しく落とすことにもなるだけに、中古マンションの購入を検討している方は、そのあたりのことも注意して見てください。
マンションの価値が下落すると、住宅ローンの残債が上回ってしまい、売却したくてもできない状態になってしまいかねませんので、現状と将来的なことをよく考えてマンション購入を検討したいものです。