中小企業の経営者様からの相談
最近の傾向として、中小企業の経営者様からの相談が増えてきました。
一般的に住宅ローンを組んで自宅を購入する場合は、自営業者よりもサラリーマンの方が、審査が通りやすいと言われています。
その根拠を説明いたします。
サラリーマンの場合は、勤務年数、会社の内容、過去3年間の所得、他の借入、返済割合などを参考に審査をいたしますので、審査基準に合えばスムーズに承認が出ます。
中小企業のオーナーは過去3年間赤字決算なら審査が厳しくなります。
日本全国中小企業の85%が赤字という統計からすると、住宅ローンの審査が通るのはごくわずかなのです。
サラリーマンの場合は、勤めている企業が赤字であろうが、実態のない会社や創業まもなく実績のない会社でなければ審査の基準には乗るのです。
すなわち赤字企業に勤めているサラリーマンなら審査は通るが、赤字企業の経営者はローンの承認が下りないということになります。
少し矛盾していますが、公務員や上場企業でない限り、これが中小企業の経営者と社員さんを取り巻く現状です。
中小企業のオーナー様の中には、理念を確立して社員を大切にし、事業に一生懸命取り組んでおられる方が本当に多いのですが、弊社に相談に来られる方は、とても経営に苦労されています。
消費動向の低下、強力なライバルの出現、人手不足、仕入れ価格の上昇など、中小企業を取り巻く環境は本当に厳しいものがあります。
10年20年30年と築いてきたものが、一瞬にして崩壊してしまうのです。
家族のためにも自宅だけは守りたい、何とかこの窮地を乗り越えて再建したい、そんな相談がとても増えています。
住宅ローンの債権者なら交渉のやり取りはある程度標準化されていますが、中小企業の場合は、日本政策金融公庫、保証協会、銀行のプロパー融資、その他金融業者などからの借入や保証人の問題なども複雑に絡み合うので、それをひも解くのはとても大変なことです。
しかし相談いただいた限りは、可能性を求めて最善の努力をするのが私たちの使命です。
相談者からヒアリングを行い、登記簿を見ればすべての変遷を理解し、対策を練ることができるのも弊社の強みです。
弊社だから解決できる方法を見つけることができます。
自営業の方もあきらめずに、経験豊富な弊社に一度相談してください。
お役に立てることがあるでしょう。