任意売却ダイレクトメール
弊社が任意売却を進めている相談者から驚いた声で連絡がありました。
「最近毎日のように大量のダイレクトメールが届きます。」
「郵便物だけでなく、任意売却を専門に扱っているという触れ込みで毎日業者が訪問してきます。」
「正直、このままでは家族全員の気持ちがまいってしまいます。」
訪問業者は、
「うちに任意売却を任せてくれませんか?」
「弊社なら引越し代70万円保証いたします。」
ご自分が留守の時も、業者が家族に伝えようとするので、家族も対応する事が辛くかなり精神的に追い込まれているようです。
競売開始決定後は、裁判所で情報が開示されるので、それを見た不動産業者が同じタイミングで一斉にご自宅に訪ねてくるようです。
大量のダイレクトメールと訪問業者の説明には、ご自分の会社の特徴や、任意売却のメリットなどを丁寧に解説するものもありますが、あまりにもひどい情報を掲載したり伝えたりするものもありました。
どの業者を選択するかは相談者の権限ですが、あまりにも誤った情報を提供することはいかがなものかと思います。
相談者にとって必要な情報を提供すればいいのですが、業者間で足の引っ張り合いをしている情報が多いように感じます。
例えば、自社の取り組みや特徴などをアピールするならばいいのですが、明らかに同業他社の誹謗中傷や業界そのもののイメージを悪くする内容も含まれています。
このように書くこと自体が、業界のイメージを悪くすることにつながるかもしれません。しかし、何らかの法律や規則で整備しないと、最終的にそのしわ寄せは相談者に来ることになるのではと大変危惧しております。
任意売却は2社3社同時に依頼することはできないので、業者選びを間違えると取り返しのつかないことにもなりかねません。
相談者から安心して任せてもらえるよう、もう一度相談者の視点で自社の取り組みを再点検したいと思います。